ニュース 石油・化学 作成日:2018年5月9日_記事番号:T00076918
力麗集団は8日、彰化県の芳苑工業区に設置した食品包装などに使われる二軸延伸ナイロンフィルム(BOPA)の工場で、1本目の生産ラインを稼働した。年産能力は1万1,000~1万2,000トンで、主に台湾の需要に対応する。早ければ7~8月から売上高に貢献する見込みだ。9日付工商時報などが報じた。
郭董事長(右3)は、将来的には電気自動車(EV)のバッテリー向けにも参入すると述べた(8日=中央社)
力麗集団によると、台湾市場では現在、BOPAは全て輸入に頼っており、年間輸入量は約4,000トンだ。同ラインで生産した製品の半分は日本の商社に供給するが、台湾の需要に十分対応できるという。
力麗集団のBOPAの価格は1キログラム当たり120台湾元(約440円)で、輸入BOPAの1トン当たり4,500~4,600米ドルより安い。同ラインは力麗集団に年間12億~14億元の売上高をもたらす見込みだ。
力麗集団の郭紹儀董事長は、当初は工業用のBOPAを中心に生産するが、食品用の認証を取得後、食品市場に参入すると説明した。
力麗集団はBOPA工場に計4本の生産ラインを設置する計画で、生産能力は4万8,000トンを見込んでいる。投資額は70億元。
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