魚介類の卸売りなどを手掛ける東晨企業を傘下に持つＴＴグループは、ニュージーランド産の最高級サーモン「オーラキング」の台湾での代理販売権を取得した。台湾では「ミシュランガイド台北」によるレストラン格付けが３月に発表されたことで、高級食材の需要が高まっている。東晨企業の曽筠珊董事長は、主に５つ星ホテルや高級レストランに販売するが、同じくＴＴグループ傘下の通販サイト「盛和風食集文化」で一般消費者向けにも販売すると説明した。９日付工商時報が報じた。
オーラキングの代理販売は、アジアでは中国に続くもの。
曽董事長は、台湾では現在、１週間に約1.8トンのオーラキングが輸入されているが、今後は週４～５トンの輸入を目指したいと述べた。
台湾のサーモン輸入量は年間80～100トン、年産額は約50億台湾元（約180億円）だ。
