コネクター大手、正崴精密工業（フォックスリンク）傘下で▽光学レンズの光耀科技（オプティビジョン・テクノロジー）▽ＯＡ機器受託生産などの崴強科技（フォックスリンク・イメージ・テクノロジー）▽米アップル製品などの代理販売を手掛ける勁永国際（パワー・クオシェント・インターナショナル、ＰＱＩ）──は９日、３社を傘下に収める持ち株会社を設立すると発表した。垂直統合による相乗効果を狙う。３社は10月１日付で上場を廃止し、新設する持ち株会社が同月に台湾証券交易所（台湾証券取引所、ＴＷＳＥ）に上場する計画だ。10日付工商時報が報じた。
勁永国際の李副総経理は、川上、川中、川下を統合し、規模を拡大、競争力を高めると述べた（９日＝中央社）
勁永国際の李増栄副総経理は、持ち株会社の設立後も３社の名称や経営陣、従業員などを変更しないと説明した。持ち株会社の名称や３社の提携内容については株主総会後に明確にするという。
持ち株会社設立後はオプトメカトロニクス（光学・機械・電気を融合した分野）に注力し、スマートホームとモノのインターネット（ＩｏＴ）に参入するとみられる。
