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スマート機械産業発展策、資源統合・人材育成に注力


ニュース 機械 作成日:2018年5月10日_記事番号:T00076946

スマート機械産業発展策、資源統合・人材育成に注力

 9日に台北世界貿易センター南港展覧館で開幕した台北国際スマート機械・スマート製造見本市(iMTduo、12日まで)を視察した蔡英文総統は、スマート機械産業の発展に向けて、政府として▽産官学のリソース統合▽高級技術人材の育成▽台湾製設備の採用率拡大──の3項目に重点的に取り組む方針を表明した。10日付経済日報が報じた。

/date/2018/05/10/05machine_2.jpgスマート機械の航空産業への応用について説明を受ける蔡総統(右3)。見本市では280社が1,070小間のブースで製品を展示する(9日=中央社)

 蔡総統は、台湾の機械産業は昨年生産額が前年比11%増加して1兆1,000億台湾元(約4兆円)に達し、世界第4位の工作機械輸出国となったと指摘。その上で、現在備えている強みを生かし、スマート機械の革新に注力すれば今後も世界で重要な地位を維持することが可能と強調した。

 機械業界団体、台湾機械工業同業公会(TAMI)の柯抜希理事長は、総統が産業発展に向けた具体的な政策を示したことで、目標とする2025年の生産額2兆元突破が早まる可能性があるとの見方を示した。その上で戦闘機や戦艦、地下鉄、風力発電、ロボット、電子などの分野を含め、台湾製設備の採用率を最低でも60%以上に引き上げる必要があると語った。