ニュース 金融 作成日:2018年5月10日_記事番号:T00076949
9日の台北外国為替市場は、台湾元売りが先行し、台湾元の対米ドル相場は前日比0.145元の台湾元安米ドル高となる1米ドル=29.928元で取引を終えた。3日連続で台湾元安が進んだ格好だ。取引高は18億4,100万米ドルで、過去約1カ月で最大だった。なお、10日午前の終値は1米ドル=29.919元で、0.009元、元高に戻した。10日付経済日報が伝えた。
日月光半導体製造(ASE)による矽品精密工業(SPIL)買収で外国人投資家が株式譲渡代金約5億米ドルを送金したことに加え、輸入商社などの米ドル資金需要が高まったことが理由。
市場関係者は、このまま外国人による台湾元売りが続けば、台湾元相場は今週中にも30元の大台を試す展開になるとみている。ただ、株式市場では外国人は買い越しに転じている。
台湾元安の進行は、輸出中心の電子業界には朗報だ。大立光電(ラーガン・プレシジョン)、仁宝電脳工業(コンパル・エレクトロニクス)など第1四半期に為替差損を計上したメーカーは恩恵を受ける見通しだ。
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