ニュース 政治 作成日:2018年5月10日_記事番号:T00076956
柯文哲台北市長は9日放送されたラジオのインタビューで、今年11月の台北市長選挙で再選できれば、2020年の総統選挙では蔡英文総統の再選を支持すると発言。一部でうわさされていた、市長続投の後、総統選に出馬するとの観測を否定した。中央社電が同日報じた。
柯市長の発言に対しては、国民党陣営から「致命的なミスを犯した」との指摘がある。民進党にとっては国民党による市政奪回を許さないことが最優先課題のため、人気に乗じて民進党側から協力を申し出るのを待っていればよかったのに、発言で支持者の失望を招いてしまったとの分析だ(中央社)
柯台北市長はまた、以前、泛緑(汎民進党陣営)より強い批判を浴びた「両岸一家親(中台は一つの家族)」などの発言について「言うのが早過ぎた。皆を不快にさせた」などと謝罪した。これらの発言は、台北市長選で4年前と同様、民進党の選挙協力を取り付けることが目的とみられている。
発言に対し、民進党選挙対策委員会のメンバーは「好意を示してくれたが遅過ぎる。党内のプロセスは既に決まってしまっている」と発言。民進党市議も「長く民進党支持層の不興を買ってきて、今謝っても遅い」と批判した。鄭麗君文化部長は「多くの価値観、考え方で柯市長とわれわれの間には距離がある。民進党は独自候補を擁立すべきだ」と発言した。
蔡英文総統はこれに先立ち、国民党候補者が決定したことで民進党は具体的な対応を決める段階に入ったとの認識を示しつつ、台北市長選の選挙結果は、経済発展計画をはじめとする中央の施策にとって有利になるよう関連付けて考えなければならないと発言している。
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