ニュース 電子 作成日:2018年5月11日_記事番号:T00076962
中国スマートフォン市場で需要が急回復する一方、台湾の液晶ディスプレイ(LCD)ドライバIC設計会社は、マイクロコントローラー(MCU)やモノのインターネット(IoT)関連チップと、生産委託先となる8インチウエハー工場の生産能力を取り合っている状況だ。11日付電子時報が伝えた。
台湾IC設計会社によると、8インチ工場の半導体受託生産価格は、MCUやアナログIC関連の方がLCDドライバICより20~30%割高だ。このため、LCDドライバICは、8インチ工場での生産が後回しにされがちだ。
台湾LCDドライバIC設計会社が発表した4月売上高は明暗が分かれている。聯詠科技(ノバテック・マイクロエレクトロニクス)は前月比10%増の41億7,500万台湾元(約154億円)で好調だった。一方、敦泰電子(フォーカルテック・システムズ)は25%減の8億6,500万元にとどまった。ファウンドリーの生産能力不足が足を引っ張ったようだ。
第2四半期売上高予想は、ノバテックが20%増収を見込んでいるのに対し、フォーカルテックなどは10%前後にとどまる。8インチ工場の生産能力を確保できているかが関係しているとみられる。
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