ノートパソコン受託生産大手、広達電脳（クアンタ・コンピューター）が10日発表した４月連結売上高は692億4,300万台湾元（約2,550億円）で、前月比3.6%減、前年同月比0.1%増だった。証券会社は、第２四半期が今年の売上高の谷底となり、下半期はコンシューマエレクトロニクス製品の需要到来、および米アップルの新製品投入を受けて回復するとみている。11日付工商時報などが報じた。
クアンタの４月のノートＰＣ出荷台数は260万台で、前月比約30%減少した。３月末のピークが過ぎ、前月比で減少した。
仁宝電脳工業（コンパル・エレクトロニクス）の４月連結売上高は694億1,000万元で、前月比11.42%減、前年同月比13.73%増だった。
緯創資通（ウィストロン）の４月連結売上高は577億6,100万元で、前月比17.82%減、前年同月比2.66%減だった。ハンドヘルドデバイスの売上高が大幅に減少した影響で、21カ月連続の前年同月比での成長がストップした。ノートＰＣ出荷台数は110万台で、前月比35%減少した。デスクトップＰＣは100万台、液晶モニターは50万台、サーバーは16万5,000台、テレビは15万台だった。
英業達（インベンテック）の４月連結売上高は383億7,200万元で、前月比2.84%減、前年同月比10.68%増だった。ノートＰＣ出荷台数は130万台で、前月比約19%減少した。
