ニュース 電子 作成日:2018年5月16日_記事番号:T00077048
16日付工商時報によると、ファウンドリー世界最大手の台湾積体電路製造(TSMC)は、富士通が独自開発したディープラーニング(深層学習)専用人工知能(AI)プロセッサー「DLU」の生産を受託したもようだ。年内に出荷開始が見込まれる。
「DLU」は理化学研究所と富士通が共同開発し、2011年に世界一の性能を達成したスーパーコンピューター「京」で培われたプロセッサー開発技術と、最先端のCMOSテクノロジーを採用した独自のプロセッサーで、他社比で約10倍の電力当たり性能の達成を目指している。
なお富士通はDLUを搭載したサーバーを来年3月にも発売すると観測されているが、これに伴い同社が一部のサーバー生産を委託している英業達(インベンテック)、広達電脳(クアンタ・コンピューター)、緯創資通(ウィストロン)、和碩聯合科技(ペガトロン)などが恩恵を受けそうだ。
富士通は「京」に続く次世代スーパーコンピューターの開発を進めており、同製品の中央処理装置(CPU)もTSMCの7ナノメートル製造プロセスを採用して量産するとみられている。
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