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32インチパネル価格続落、下半期に大規模減産か


ニュース 電子 作成日:2018年5月16日_記事番号:T00077050

32インチパネル価格続落、下半期に大規模減産か

 32インチのテレビ用液晶パネル(オープンセル)価格が平均50米ドルまで下落した中、市場観測によると、台湾のパネルメーカーが最近、中国のテレビメーカーに対し40米ドルのオファー価格を提示し、約50万枚を受注した。これにより、32インチのテレビ用パネル価格は一段と下落が進み、原価を割り込む懸念が浮上しており、パネルメーカー各社は対応策として第3~4四半期に大規模な減産を実施すると予想されている。16日付電子時報が報じた。

 中国の労働節(メーデー、5月1日)連休のテレビ販売が予想を下回り、テレビブランドと販売会社が在庫を消化する中、テレビ用パネル市場は供給過剰となっており、32インチ製品の価格下落が続いている。

 台湾のパネルメーカーが40米ドルのオファー価格を提示したことで、他のパネルメーカーに対しても32インチ製品の値下げを要求するテレビブランドが出てきた。

 一部のパネルメーカーは既に稼働率を下げることを検討しているが、他社の動向をうかがっている段階で、現時点では大規模な減産を実施する気配はない。