ニュース その他分野 作成日:2018年5月16日_記事番号:T00077064
株式上場・店頭公開企業全社の第1四半期純利益は、前期比13.9%減、前年同期比21.6%増の5,356億9,000万台湾元(約1兆9,700億円)で、同期の過去最高だった。うち金融保険業は1,253億元で、前期比107%増、前年同期比74.9%増の大幅成長だった。16日付工商時報などが報じた。
電子業は2,474億9,000万元で、前年同期比6%増と小幅成長にとどまった。万宝投顧(MARBO)の蔡明彰総経理は、第1四半期は非需要期の上、アップルのスマートフォン新機種の販売が振るわず、鴻海精密工業、広達電脳(クアンタ・コンピューター)、和碩聯合科技(ペガトロン)などの受託メーカーが減益だったと指摘した。
第1四半期純利益の首位は、ファウンドリー最大手の台湾積体電路製造(TSMC)で897億元(前年同期比2.5%増)だった。2位以下は▽鴻海、240億8,000万元▽国泰金融控股(キャセイ・フィナンシャル・ホールディングス)、231億1,000万元▽宏達国際電子(HTC)、210億9,600万元▽台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル、台塑化)、183億元──と続いた。HTCは、グーグルへのスマホ受託生産部門売却が主因だ。
元富投顧の劉坤錫総経理は第2四半期について、電子業界の調達が増え、パワーデバイスや受動部品、シリコンウエハー価格上昇が続く見込みで、純利益は前期を上回ると予測した。
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