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MOSFETチップ不足緩和、業界に安堵感


ニュース 電子 作成日:2018年5月17日_記事番号:T00077077

MOSFETチップ不足緩和、業界に安堵感

 MOSFET(金属酸化膜半導体電界効果トランジスタ)チップは自動車向けの需要拡大により昨年から供給不足が続いているが、大手IDM(垂直統合型の半導体メーカー)が生産能力の一部をミドル~ローエンドのMOSFETチップに振り向け始めたことから、供給不足が緩和し、業界に安堵が広がっている。17日付電子時報が報じた。

 台湾のMOSFETチップサプライヤーは、供給不足は緩和したが、中台の受託生産メーカーやブランドの需要は拡大し続けていると指摘した。MOSFETチップの大手メーカーがカーエレクトロニクス向けのハイエンド製品に注力する傾向は変わらず、長期的にはミドル~ローエンドのMOSFETチップの供給は拡大しない見通しで、台湾のMOSFETチップメーカーに受注が集まってくると予想した。

 カーエレ用MOSFETチップに注力する独インフィニオン・テクノロジーズなどの大手IDMから受注している▽台湾茂矽電子(モセル・バイテリック)▽世界先進積体電路(VIS)▽漢磊先進投資控股(エピシル・ホールディング)──などのファウンドリーは、受託生産価格の引き上げが予想されている。