ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2018年5月17日_記事番号:T00077081
台塑集団(台湾プラスチックグループ)と中国鋼鉄(CSC)などがベトナム北中部ハティン省で操業しているフォルモサ・ハティン・スチール(台塑河静鋼鉄興業、FHS)は、あす18日に第2高炉で火入れを実施する。溶鉄の年産能力は第1高炉と同じく350万トン。FHSの陳源成董事長は、第2高炉は来年フル稼働に達し、同製鉄所の生産額は1,000億台湾元(約3,700億円)を突破するとの見通しを示した。17日付経済日報が報じた。
関係者によると、FHSでは第2高炉が稼働した後、第3高炉の設置計画を進める方針で、同高炉の炉容積は第1、第2高炉の4,350立方メートルを上回る5,000立方メートル、年産能力は430万~450万トンとする予定だ。また、最終的には単一の製鉄所としては世界最大規模となる、高炉6基、年産能力3,000万トンまで拡大する方針だ。
なお、FHSに20%以上を出資するCSCは、第2高炉稼働後、年間200万トンの熱延鋼材の供給を受けられるようになる。これにより、CSCと新日鉄住金などとのベトナム合弁会社、CSVC(中国語名・中鋼住金越南)やマレーシア子会社は、台湾からの原料調達にかかる関税コストが低減する恩恵を受けられる。
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