ニュース その他製造 作成日:2018年5月17日_記事番号:T00077082
製紙最大手の永豊餘投資控股(YFY)が16日発表した第1四半期純利益は1億1,000万台湾元(約4億円)で、前期比30.8%増加し、前年同期の4,500万元の赤字から黒字に転じた。連結売上高は178億1,900万元で前期比0.8%減、前年同期比14.9%増だった。製紙原料となるパルプの国際価格上昇、2月末のトイレットペーパー値上げ報道による需要の増加などが貢献した。17日付工商時報が報じた。
第1四半期連結売上高の内訳は、▽紙パルプ事業、46億8,900万元(前年同期比6.8%増)▽工業用紙・紙器事業、70億元(25%増)▽消費財事業、28億3,700万元(13.2%増)──だった。
中国が古紙の輸入を制限しており、中国の古紙価格は1トン当たり3,000人民元(約5万2,000円)と、米国の古紙200米ドル未満に比べて割高だ。そのため、同社の江蘇省揚州工場ではコストが上昇しており、台湾で古紙を板状に加工して中国に輸出することも検討している。
一方、中華紙漿(中華パルプ、CHP)の第1四半期連結売上高は57億5,000万元で、前期比6.6%減、前年同期比3.7%増だった。純利益は4,500万元で、前期比69.9%減、前年同期比66.6%減だった。
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