ニュース 農林水産 作成日:2018年5月17日_記事番号:T00077090
新北市漁業漁港事業管理処は16日、同市貢寮区の海洋資源復育園区の海岸において、台湾海洋大学(基隆市)との提携により、いわゆる「海ブドウ」の一種、コツブセンナリズタの人工繁殖に成功したと発表した。今後、養殖技術の発達により、生産量と生産額の向上が期待される。16日付聯合報が報じた。
日本から輸入した海ブドウ(上)と、海洋資源復育園区で人工繁殖したコツブセンナリズタ(中、下)(新北市漁業・漁港事業管理処リリースより)
熱帯・亜熱帯の海域に分布するコツブセンナリズタは、台湾では屏東県の恒春半島や小琉球、澎湖島、新北市から宜蘭県にかけて伸びる東北角海岸で生息が確認されている。
海洋大学の李孟洲助理教授によると、東北角海域における海藻類の多様化を目的として海ブドウの人工繁殖技術の確立に着手し、その後、生息エリアが拡大していったという。
現在、台湾で市販されている海ブドウ(クビレズタ)は1キログラム当たり3,000台湾元(約1万1,000円)で取引されており、新北市におけるコツブセンナリズタの養殖が本格化すれば、地元漁業者の収益向上に貢献が見込まれている。
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