ニュース 政治 作成日:2018年5月17日_記事番号:T00077096
11月に行われる台北市長選挙で、与党民進党が独自候補を擁立する方針を決めた。同党選挙対策委員会は16日、柯文哲現市長とは協力せず、党公認候補の選定を行うことを決めたと発表。蔡英文主席が候補者選定の提案を承認すれば、早くて5月末までに人選を決定すると説明した。17日付自由時報などが報じた。
柯市長(右)。民進党が独自候補擁立方針を決定した後、同党所属の李文英台北市副秘書長(中)は直ちに辞意を表明。民進党は市政の場でも協力を中止する姿勢だ(16日=中央社)
台北市は国民党支持者が有権者に占める割合が高く、民進党が候補者を擁立した場合、柯市長と票を分け合って共倒れになる可能性があるため、民進党の判断が注目されていた。選挙対策委員会の決定について同党広報担当の鄭運鵬氏は、台北市の民進党支持者や党幹部の多くが、独自候補擁立を望んだためと説明した。
民進党の決定に対し柯市長は「選挙情勢がやや困難になったが全力で努力する。再選に自信はある」と語った。
国民党から出馬する丁守中元立法委員は、民進党と柯市長の協力関係終了について「政治的不倫がついに終わった」と表現。柯市長は台北市の、民進党は中央の行政リソースを握っており厳しい選挙戦が予想されるため、薄氷を踏む思いで臨むと語った。
国民党関係者は、民進党は姚文智立法委員を擁立すると予想。3者による選挙戦は丁氏に有利、柯氏に不利で、柯氏は3位に終わると見通しを示した。
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