ニュース 電子 作成日:2018年5月18日_記事番号:T00077103
17日付経済日報が、電子機器受託生産大手の和碩聯合科技(ペガトロン)が積層セラミックコンデンサー(MLCC)世界最大手、村田製作所から月間10億個のMLCCの供給を受ける契約を結び、英業達(インベンテック)も同社からの供給を確実にして、MLCCの供給不安が解消したと報道したことに対し、村田製作所は同日「現時点で報道されているような事実はない」とのコメントを同社ホームページ上に発表して否定した。18日付工商時報が報じた。
台湾業界筋は、経済日報が報じた「月間10億個」という数量に対し、村田製作所の月産能力1,200億個の0.83%を占めるにすぎず、同社の世界シェアは31%であるため、世界全体の月間供給量のわずか0.257%で、現在の受動部品の供給不足に何ら貢献しないと指摘した。
経済日報がペガトロンはノートパソコン用の「0402」製品の代わりに村田製作所からスマートフォン用の「0201」製品の供給を受けると報じたことに対し、工商時報は「マザーボードの再設計とテストに時間がかかる上、コストが大幅に高まるため考え難い」と報じた。
工商時報はまた、ペガトロンとインベンテック社内から、経済日報の報道によってMLCC調達がさらに困難になるとの懸念の声が巻き起こっていることも伝えた。
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