港湾運営会社、台湾港務（ＴＩＰＣ）主導により、台湾電力（台電、ＴＰＣ）や英国の風力発電事業会社、CWindと台湾の国際海洋船舶技術顧問が共同で設立した台英風電（CWind Taiwan）、中国鋼鉄（ＣＳＣ）、台湾国際造船（台船、ＣＳＢＣ）、上緯企業（SWANCOR）が出資する台湾初の洋上風力発電分野の人材育成会社「台湾風能訓練公司」が17日、台中港で正式に発足した。18日付工商時報が報じた。
人材育成会社の設立には、風力発電産業振興への政府の強い意志がうかがえる（ＴＩＰＣリリースより）
各社の出資比率は▽ＴＩＰＣ、28%▽ＴＰＣ、20%▽台英風電、20%▽ＣＳＣ、15%▽台船、12%▽上緯、５%──。董事長にはＴＩＰＣ台中支社の鍾英鳳総経理が就任した。
台湾風能訓練では今後、深水プールや訓練用タワーといったハードウエアや講師の育成など、ハード、ソフト両面での準備を進め、2019年１月の訓練センター運営開始を目指す。また同社では風力発電の国際組織「ＧＷＯ」が定める規範に沿った基本安全訓練なども提供する方針だ。
