ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2018年5月21日_記事番号:T00077134
韓国の貿易委員会(KTC)は18日、台湾製とイタリア製のステンレス鋼棒に対し、ダンピング(不当廉売)調査を開始した。台湾メーカーのステンレス鋼棒の韓国への輸出量は多くなく、影響は限定的とみられる。20日付経済日報などが報じた。
経済部国際貿易局(国貿局)によると、昨年、韓国の台湾からのステンレス鋼棒の輸入額は2,595万米ドル、輸入シェアは17.97%で日本に次ぐ2位だった。ただ、台湾の韓国へのステンレス製品全体の輸出額は43億台湾元(約160億円)余りで、ステンレス鋼棒が占める割合は大きくない。業界関係者は、台湾が韓国製の炭素鋼鋼板に対して課している反ダンピング関税措置への対抗との見方を示した。
栄剛材料科技(グロリア・マテリアル・テクノロジー、GMTC)の王烔棻董事長は、韓国へのステンレス鋼棒の販売量は月間200トンに過ぎず、輸出全体に占める割合も小さいことから、影響は大きくないとの見方を示した。華新麗華(ウォルシン・リーワ)も影響は限定的としている。燁興企業(YHエンタープライズ)は、韓国にステンレス鋼棒を輸出していないと説明した。
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