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地場ケーキ店チェーン「白木屋」、閉店へ


ニュース 商業・サービス 作成日:2018年5月21日_記事番号:T00077139

地場ケーキ店チェーン「白木屋」、閉店へ

 ケーキ店チェーン「白木屋」を展開してきた台湾地場の白木屋食品は18日、台湾全土の24店舗を閉店し、従業員190人を解雇すると発表した。19日付蘋果日報が伝えた。

/date/2018/05/21/11wwhouse_2.jpg高雄市の漢神百貨(漢神デパートメントストア)内の店舗。各店舗は1週間以内に閉店する予定だ(18日=中央社)

 白木屋は1997年に桃園で創業し、2014年に保健食品メーカーの景岳生物科技(ジェンモント・バイオテック)が経営を引き継いだが、赤字経営が続いていた。24店舗のうち18店舗が直営で、6店舗が百貨店内のテナント。この他、桃園市楊梅区に観光工場がある。

 景岳生物科技の董事長は、国民党の陳根徳前立法委員で、喫茶店チェーン「85度C」の経験を持ち込もうとしたが、うまくいかなかった。

 陳董事長は中央社の取材に対し、「もう持ちこたえられない。毎月の赤字が1,000万台湾元(約3,700万円)近くあり、累積赤字は5億元に迫っている」と状況を説明した。

 業界関係者は白木屋について、直営店が多く、コストがかさんでいた上、新製品などによる新鮮味を欠き、宣伝も不足していたと分析した。