ニュース 金融 作成日:2018年5月21日_記事番号:T00077141
シンガポール系銀行大手、UOB(大華銀行)はこのほど、台湾の市中銀行に対する外貨現金の供給を6月18日から取りやめると通告したもようだ。19日付経済日報がロイター通信を引用して伝えた。
現在台湾ではUOBとバンク・オブ・アメリカが外貨現金を供給しているが、UOBの撤退により、今後は供給元がバンク・オブ・アメリカに限られるため、銀行店頭での外貨現金の購入価格が割高になる可能性がある。統計によれば、市中銀行のうち30行以上がUOBから外貨現金を調達してきた。
中央銀行(中銀)は夏の旅行シーズンを前に不測の外貨現金不足を回避するため、兆豊国際商業銀行(メガ・インターナショナル・コマーシャル・バンク)、台湾銀行、合作金庫商業銀行(TCB)、第一商業銀行の政府系銀行4行を外貨現金の中間取り扱い行に指定した。4行はバンク・オブ・アメリカからの外貨現金を仕入れ、市中銀行に転売して外貨現金の供給安定に努める。
外貨現金のうち、人民元は中国銀行台北分行が扱っているため、影響を受けない。
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