ニュース 電子 作成日:2018年5月22日_記事番号:T00077156
鴻海精密工業傘下の液晶パネル大手、群創光電(イノラックス)の王志超董事長は、6月20日に予定する株主総会に提出する事業報告書の中で、中国パネルメーカーの新工場稼働が相次いでいるが、短期的には市場の需給バランスは維持され、顕著な影響は出ないとの見通しを示した。22日付経済日報が報じた。
王董事長は一方で、長期的には市場への影響は避けられないとの見方を示し、同社は▽新技術▽新用途▽ハイエンド製品──の開発や新市場の開拓で対応できるよう経営戦略の調整に着手していると説明した。その上で、同社は▽フレキシブル技術▽IGZO(酸化物半導体、イグゾー)▽アクティブマトリックス式有機EL(AMOLED)▽ミニLED(発光ダイオード)▽マイクロLED▽タッチパネル統合技術──などの新技術、新製品の開発で既に成果を挙げており、競争の激しい市場でさらなる業績拡大が期待できると強調した。
王董事長は、昨年は下半期に中国メーカーの新工場稼働が相次いだことでパネル価格が反転下落したが、同社はその中でも通年の連結売上高が3,292億台湾元(約1兆2,000億円)と前年比15%増加し、純利益は370億2,900万元と過去最高を記録したと強調した。
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