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亜太電信、「5G+8Kを推進」


ニュース 電子 作成日:2018年5月22日_記事番号:T00077159

亜太電信、「5G+8Kを推進」

 鴻海精密工業傘下の通信キャリア、亜太電信(アジア・パシフィック・テレコム)の呂芳銘董事長はこのほど、株主向けの報告書の中で、今後の事業展開について▽第4世代移動通信システム(4G)ネットワークの強化と5Gへの移行▽モノのインターネット(IoT)構築▽スマートライフ▽クラウドサービスなど革新的なサービス──を重点項目に掲げた上で、グループの強みを生かして「5G+8K」エコシステムの発展を目指すとの方針を示した。22日付経済日報が報じた。

 呂董事長は、大型基地局とスモールセル(小型基地局)の設置を並行して進め、今年もネットワーク品質の向上に注力すると強調。スマートライフ関連については、鴻海やインテルとの協力によりモバイル・エッジ・コンピューティング(MEC)技術を活用した顔認証ソリューションを一般家庭や企業のセキュリティー、スマート決済向けに提供していると説明した。

 同社の昨年のEBITDA(営業利益+減価償却費+のれん償却額)は5億2,600万台湾元(約19億5,000万円)の赤字となったが、赤字額は前年の28億4,000万元から大幅に縮小。今年の株主総会ではEBITDAの黒字転換時期に関心が集まりそうだ。