ニュース 電子 作成日:2018年5月23日_記事番号:T00077183
発光ダイオード(LED)市場は中国で大規模な生産能力拡大が続く一方、最終製品メーカーのLED需要が十分に伸びておらず、既に供給過剰となっている。需要回復の気配はなく、LED価格はさらに下落する懸念がある。需要期の第3四半期になっても需要が盛り上がらない場合、原価割れを回避するため、LEDメーカーは減産を迫られる見通しだ。23日付電子時報が報じた。
中国のLED大手、三安光電(三安オプトエレクトロニクス)の第1四半期売上高は19億4,500万人民元(約340億円)だったが、在庫高は22億2,500万人民元と、前期比23.6%増、前年同期比の2.1倍に増加した。中国の華燦光電(HCセミテック)の第1四半期売上高は7億1,000万人民元だったが、在庫高は7億8,900万人民元で前期比15%増、前年同期比55.9%増となった。
台湾のLED最大手、晶元光電(エピスター)の第1四半期売上高は51億5,000万台湾元(約190億円)と前年同期比10%減少した一方、在庫高は54億2,200万元と、2016年第1四半期以来の最高を記録した。
業界関係者は、LED価格下落を見越して、顧客が先まで発注しないので、受注見通しは1カ月しか立っていないと明かした。
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