ニュース 社会 作成日:2018年5月23日_記事番号:T00077201
海運大手の長栄海運(エバーグリーン・マリン)が台湾海洋大学(基隆市)と提携し、大学卒業者を対象に開講する船舶工学の学士課程カリキュラムが話題を集めている。同カリキュラムは学費全額を長栄海運が負担するほか、成績優秀者は修了後、同社への就職が約束され、機関長に昇進すれば月収30万台湾元(約110万円)も夢ではないという。
同カリキュラムは、長栄海運が優秀な人材を幅広く育成することを目的として開講するもので、大卒で海の仕事に興味を持つ者であれば、関連学部を卒業していなくても応募可能だ。
授業の内容は、船舶の動力系統の操作、管理、補修技術を学び、最新の動力技術に関する知識を深めるというもので、期間は1年半。うち1年間は船上での実習となる。
長栄海運は受講生の住居費の一部も負担。実習期間に優秀な成績を収めた者は、そのまま同社に初任給約15万元で就職でき、機関長に昇進すれば28万~30万元の給与が得られるという。
世界的な大手海運会社の長栄海運で働くことになれば海外赴任となる機会も多い。そこで同社は、世界の業界で初めて、海上での業務と陸上での業務を交代で務める制度を採用しており、「海に出てばかりで家族にまったく会えない」といった問題に悩まされることもないという。
学費もかからず、大企業でキャリアアップできる可能性が手に入るとあって、初めて開講した昨年は、受講者の募集開始とともに希望者が殺到。22日から始まった今年の募集にも大勢が応募すると見込まれる。定員はわずか30人だ。
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