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中国の学校が台湾で教員面接、当局は「違法」見解


ニュース 政治 作成日:2018年5月23日_記事番号:T00077202

中国の学校が台湾で教員面接、当局は「違法」見解

 中国が台湾で優秀な教育人材の採用に動いており、広東省の東莞職業技術学院が27日、台北市で「会食」名義の面接を行い、「給与上限なし」を掲げ人材スカウトを計画していることが分かり、波紋を広げている。23日付自由時報が報じた。

 同校は表面的には「会食」としているが、出席者には履歴書の持参を求めており、会食時に面接を行うと通知している。採用枠は17学科で19人。教授の給与は年間36万人民元(約620万円)で、優秀な人材については、上限を設けないとしている。

 行政院大陸委員会(陸委会)は、同校の訪問申請資料にそうした日程はないとし、招請側に事実関係を確認する構えだ。仮に許可を得ていない活動を行った場合には法律に基づき処分を行うとしている。

 台湾教育部は、中国の学校による台湾を訪問しての求人活動や、台湾の学校による仲介行為などは、両岸人民関係条例違反に当たるとの見解を示している。