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鴻海の米国工場計画、中小型パネルから生産か


ニュース 電子 作成日:2018年5月24日_記事番号:T00077208

鴻海の米国工場計画、中小型パネルから生産か

 鴻海精密工業は、米国ウィスコンシン州で進めている液晶パネル工場計画に関して、テレビ用大型パネルを生産する当初の計画を見直し、まず中小型パネル生産に変更する可能性がある。米アップルや自動車メーカー向けに供給するとみられる。日本経済新聞の報道を基に、24日付聯合報が報じた。

 鴻海の計画変更は、中国での京東方科技集団(BOEテクノロジーグループ)などの生産拡大により、世界的なテレビ用パネルの供給過剰が続くと予想されるためとみられる。また、大型パネル生産には大規模な初期投資が必要なことや、周辺にサプライチェーンを整備する必要があることも考慮したようだ。

 消息筋によると、鴻海は従来、大型パネル生産に適した第10.5世代工場を建設する予定だったが、第6世代や第8.5世代工場の方が、アジアから一部設備の搬入が可能で、効率がいいと考えているようだ。

 第6世代工場は主に、携帯電話、タブレット端末、ノートパソコン、ウエアラブル(装着型)端末など向け小型パネルを生産。第8.5世代工場は、タブレット端末、ノートPC、モニター、テレビ用パネルを生産する。