ニュース 電子 作成日:2018年5月25日_記事番号:T00077230
ファウンドリー大手、力晶科技(パワーチップ・テクノロジー)の黄崇仁(フランク・ホアン)執行長はこのほど、新竹科学工業園区(竹科)銅鑼科学園区(苗栗県銅鑼郷)に設置する新たな12インチウエハー工場について、金属酸化膜半導体電界効果トランジスタ(MOSFET)、コンタクトイメージセンサー(CIS、密着型イメージセンサー)、遺伝子検査用チップの生産に集中する方針を示した。新工場は3年後の稼働を目指す。25日付経済日報が報じた。
一方、竹科の既存工場では人工知能(AI)、モノのインターネット(IoT)、ネットワーク機器向けの特殊メモリーを生産し、液晶パネルドライバICの生産は段階的に中国・合肥市政府(安徽省)との合弁によるファウンドリー「合肥晶合集成電路(ネクスチップ・セミコンダクター)」へ移転し、中台での分業体制を確立したい考えだ。
黄董事長は、仮想通貨の採掘(マイニング)装置大手、北京比特大陸科技(ビットメイン)からの受注に加え、車載半導体メーカーからMOSFET、日本メーカーからCIS生産の委託意向を受けていると明らかにした。その上で、新工場を建設しなければ、既存顧客に振り向けている生産能力を削減する必要が生じ、グループの長期的な発展に不利となると説明した。
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