ニュース 金融 作成日:2018年5月25日_記事番号:T00077244
中央銀行(中銀)が24日発表した4月の通貨供給量(マネーサプライ)統計によると、株式市場への投資待機資金の指標となるM1B(現金通貨と預金通貨)の年伸び率は5.6%と前月の5.46%から0.14ポイント上昇した。一方、市場への資金供給を表すM2(現金通貨、預金通貨、定期預金など準通貨の合計)の年伸び率は3.59%で、前月の3.60%から0.01ポイント低下した。3カ月連続でM1Bの年伸び率がM2の年伸び率を上回り、上げ相場の指標とされる「ゴールデンクロス」となった上、M1BとM2の年伸び率の差は過去15カ月で最大の2.01ポイントに拡大した。25日付工商時報などが報じた。
中銀は、M1B年伸び率の上昇について当座預金の大幅増が主因で、M2年伸び率の低下については外資の純流出が35億6,800万米ドルと2011年9月以来の最高を記録したことに影響を受けたと分析した。また4月の外国人による台湾元預金残高は1,803億台湾元(約6,600億円)で前月比250億元の大幅減となっており、米利上げ予想などを受けて外資が大挙して台湾から撤退したことをうかがわせた。
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