台湾発の仮想通貨取引所で、世界初の「取引手数料無料」をうたうコビンフッドが24日、台湾での運営を正式に開始した。創業者の陳泰元執行長（ＣＥＯ）は、世界で同時に多くの拠点構築を進めているが、プラットフォームの運営拠点は台湾に置き、人材も集中させるとの方針を示した。25日付工商時報が報じた。
コビンフッドの共同創業者、黄偉寧技術長（ＣＴＯ）は、同社が構築した仮想通貨取引プラットフォームは自社開発したブロックチェーン技術の原型システムと説明。今後も各種分散型アプリケーション（Ｄａｐｐ）の開発を進め、十全なフィンテック・エコシステムを構築していきたいと語った。
なお同日の運営開始イベントには、米連邦政府の元最高情報責任者（ＣＩＯ）でコビンフッドの顧問を務めるトビー・スコット氏や、同社に出資する日本のベンチャーキャピタル、インフィニティ・ベンチャーズの共同代表パートナー、田中章雄氏が祝賀コメントを寄せた。
