ニュース 政治 作成日:2018年5月25日_記事番号:T00077252
台湾の友好国だった西アフリカのブルキナファソが24日、断交を発表した。今月は1日に中米のドミニカ共和国が台湾との断交を発表したばかり。これによって台湾と正式な外交関係を持つ国は18カ国となった。断交は蔡英文政権への交代後、4カ国目だ。中央社が同日報じた。
蔡総統(左4)の記者会見には、頼清徳行政院長(左3)や陳菊総統府秘書長(左5)ら政府首脳が総出で臨み、中国への怒りをあらわにした(24日=中央社)
ブルキナファソは同日、バリー外相が「世界の変化と、国家・地域が直面する現状の経済・社会の課題が、ブルキナファソに立場の見直しを迫った。本日をもって台湾との外交関係を断つ」との声明を発表した。これにより、アフリカに残る台湾と外交関係のある国は、4月に蔡総統が公式訪問したエスワティニ(同月にスワジランドから国名変更)1カ国のみとなった。
ブルキナファソの断交宣言に対し、呉釗燮外交部長は同日夜、海外メディア向けの記者会見を開き、「政府は決して北京の圧力に屈することはない。中国が行う金銭外交とも競争する気はない」との声明を発表。中国を強く非難した。呉外交部長はまた、わずか1カ月以内にドミニカ共和国とブルキナファソが相次いで台湾と断交したことを受けて、蔡総統に辞任を申し出たことを明らかにした。政務官は政務に責任を取るべきとの理由からだが、林鶴明総統府報道官は受け入れないと表明した。
蔡総統も記者会見を開き、「この一連の外交圧力は、中国の不安と自信のなさを十分に示している。中国は横暴な行為で、台湾社会が許容できる限界を試しており、われわれはもう我慢しない」との談話を発表した。
行政院大陸委員会(陸委会)は、中国側への対抗措置として、今後中国の政府関係者らの訪台に対し、審査を厳格化すると表明した。
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