ニュース 電子 作成日:2018年5月28日_記事番号:T00077256
28日付工商時報によると、鴻海精密工業傘下の液晶パネル大手、群創光電(イノラックス)は、金属筐体(きょうたい)大手、可成科技(キャッチャー・テクノロジー)が保有していたLED(発光ダイオード)メーカー、光鋐科技(エピレッズ・テクノロジーズ)の株式を引き継ぎ、エピレッズの筆頭株主となったもようだ。キャッチャーは3月にエピレッズ株7.32%を売却していた。
イノラックスは次世代ディスプレイ技術のミニLEDとマイクロLEDに注力している。鴻海傘下のLEDパッケージング(封止)メーカー、栄創能源科技(アドバンスト・オプトエレクトロニック・テクノロジー、AOT)が保有するMOCVD(有機金属気相成長法)装置は数に限りがあり、エピレッズに出資することでエピタキシャルウエハーの不足を補うことが狙いと指摘されている。
エピレッズは今年、2,000万株を上限とする第三者割当増資を行う予定で、鴻海グループ企業が引き受けるとの市場観測が浮上している。鴻海はエピタキシャルウエハーの生産能力と技術を確保し、ミニLED、マイクロLED事業をさらに強化するとみられている。
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