ニュース 自動車・二輪車 作成日:2018年5月28日_記事番号:T00077260
台湾初にして唯一の現地生産ハイブリッド車(HV)として知られる、トヨタの「カムリハイブリッド」の、台湾での生産が中止されることになった。現在、月間販売台数が100台を下回る不振に陥っているためで、在庫販売が終了した時点で輸入に切り替える方針だ。27日付中国時報が報じた。
トヨタ自動車の台湾総代理店、和泰汽車が台湾初の現地生産HV車としてカムリハイブリッドの販売を開始したのは2012年。当初は原油高を背景に毎月1,000台近い販売を記録した。
しかし14年以降、原油価格は急落し、さらに15年には政府がHVに対する貨物税(物品税)の優遇を縮小したことで、カムリハイブリッドの販売台数は月300台以下に減少。16年からは100台を割り込む状況が続いており、最近の原油価格上昇を受けても販売に好転はみられなかったことから生産中止を決めたとみられる。
自動車メーカー関係者は「現地生産の場合、黒字化には年間5,000台の販売が必要。カムリハイブリッドはもっと早く生産を中止すべきだった」と指摘。同車の生産が現在まで続いた背景には、台湾にHV車の生産能力を残したいとの思惑があったようだ。
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