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蘇花公路改善計画、トンネル未貫通は1本のみに


ニュース 運輸 作成日:2018年5月28日_記事番号:T00077268

蘇花公路改善計画、トンネル未貫通は1本のみに

 台湾東部の幹線道路である蘇花公路(省道台9線)の改善計画(施工区間38.8キロメートル)で、区間内8本のトンネルのうち南から2番目に位置する「中仁トンネル」(花蓮県秀林郷~中社区、4.8キロメートル)が25日、上下車線とも貫通した。これにより未貫通は最南端の「仁水トンネル」のみとなった。同トンネルも今年10月には貫通が見込まれている。26日付自由時報が報じた。

/date/2018/05/28/13suhua_2.jpg蘇花公路改善計画工事は、全トンネルの貫通まであと一歩のところまできた(25日=中央社)

 中仁トンネルは、上部に高さ1,000メートルにわたり岩が積み重なることから施工環境が悪く、トンネル内の温度が常に30~34度に上ったほか、昨年10月に来襲した台風20号(アジア名・カーヌン)の影響で、南側入り口部分が大量の浸水を受けるなどのトラブルに見舞われ、8本のトンネル工事の中でも最も難度の高い工事となったが、2015年4月の着工から1,067日の時間と延べ約12万人を投じてついに貫通した。

 なお同改善計画は来年末には工事が完了する予定で、20年1月の春節(旧正月)前の全線開通を目指す。