ニュース その他分野 作成日:2018年5月28日_記事番号:T00077270
行政院主計総処は25日、2018年の域内総生産(GDP)成長率の予測値を2.6%へと、2月時点より0.18ポイント上方修正した。主計総処の朱沢民主計長は、第1四半期の数値が予測を上回ったことや、世界経済の展望が明るいことから、内需と輸出の成長がともに見込めると説明した。26日付工商時報などが報じた。
第1四半期のGDP成長率の速報値は3.02%だった。個人消費と輸出が好調で、従来予測を0.25ポイント上回った。
主計総処は、今年の個人消費の成長率予測値を2.53%と、過去3年で最高水準に上方修正した。企業による賃上げの他、株主配当が過去最高を記録する見通しで、個人消費を刺激すると分析した。
民間投資の成長率予測値は4.61%へと、過去5年で最高の水準に上方修正した。主計総処綜合統計処の葉満足処長は、第1四半期の民間投資は予測を下回ったものの、台湾積体電路製造(TSMC)の設備投資額引き上げ、建設業界での投資ムードの高まり、海外大手メーカーによる研究開発(R&D)センターの設置といった要素が投資増加に好影響を及ぼすと説明した。
輸出の実質成長率予測値は3.34%へと、従来予測から1.36ポイント上方修正した。
今回の予測には、米中貿易摩擦や保護貿易主義台頭などは、不確定要素として反映されなかった。葉処長は、中国のGDPが1ポイント下落すると台湾は0.29ポイント下落、米国が1ポイント下落すると台湾は0.07ポイント下落するとして、貿易摩擦が過熱すれば台湾は影響を免れないとの見方を示した。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722