ニュース 電子 作成日:2018年5月29日_記事番号:T00077303
ファウンドリー最大手、台湾積体電路製造(TSMC)の8インチウエハー工場がフル稼働状態で需要に対応し切れない中、台湾のIC設計会社によると、TSMC以外の中台ファウンドリーは第3四半期に8インチ製品の受託生産オファー価格を20~30%引き上げることを顧客に通知したもようだ。29日付電子時報が報じた。
背景には、シリコンウエハー価格上昇や、自動車、モノのインターネット(IoT)向けの受注増で、8インチ工場の生産能力が不足していることがある。8インチ製品の価格引き上げにより、▽聯華電子(UMC)▽中芯国際集成電路製造(SMIC)▽華虹半導体──などの中台ファウンドリーは業績拡大が見込める。
台湾の液晶ディスプレイ(LCD)ドライバIC大手は、ファウンドリーの8インチの生産能力不足を受け、12インチで発注しているが、12インチ製品の価格は8インチ製品より高いため、同社の粗利益率が低下すると説明。市況や顧客の反応をみながら、コスト上昇分の一部を転嫁する構えだ。
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