台北駅に隣接する商業施設、京站時尚広場（Ｑスクエア）は29日、シンガポールのデリバリープラットフォーム「honestbee（オネストビー）」と提携して、６月より館内の飲食店50店でデリバリーサービスを提供すると発表した。忙しいサラリーパーソンや会議向けなどの需要を狙う。30日付工商時報が報じた。
注文は、Ｑスクエアのスマートフォンアプリ「ＱＱ飛食」を通して行う。デリバリー可能な範囲は５キロメートル圏内で、１時間以内に配達する。
サービス開始当初は▽和定食の「大戸屋」▽とんかつの「和心とんかつあんず」▽北海道ラーメンの「らーめん山頭火」▽タイ料理の「晶湯匙（クリスタル・スプーン）」▽四川料理の「開飯川食堂」▽ベーグルカフェの「N.Y. BAGELS CAFE」──などの注文が可能。他の店舗も今後加わる。
オネストビーの台湾責任者・周楨洋氏は、Ｑスクエアは初めての小売百貨業の提携相手で、双方の売上高が３割以上増加すると見通しを示した。
