ステンレス最大手、燁聯鋼鉄（YUSCO）は30日、６月の台湾域内向けオファー価格を、300系と316系について１トン当たり1,500台湾元（約5,400円）引き上げた。熱延の上げ幅は1.81％。原料のニッケル価格の上昇を反映させたもので、値上げは２カ月連続。31日付工商時報などが報じた。
輸出価格は１トン当たり50～60米ドル引き上げた。一方、400系の台湾域内向けオファー価格、輸出価格は据え置いた。
同社は、５月のニッケルの国際市場の平均価格は１万4,285米ドルで、前月比2.5％増加上昇したと説明した。
