紡織大手、台南紡織（台南スピニング）の５月連結売上高は24億4,100万台湾元（約90億円）で、前月比30.5％増、前年同月比47.89％増となり、同月の過去最高を記録した。高純度テレフタル酸（ＰＴＡ）、エチレングリコール（ＥＧ）、綿花などの原材料価格の上昇を製品価格に反映させたこと、ベトナム南部の太子龍工場（ドンナイ省ニョンチャック工業団地）での設備拡張などが要因だ。12日付工商時報が報じた。
今後も原材料価格の上昇が続くとみられること、顧客と共同開発した光学薄膜の新製品で年間10億～20億元の売り上げが見込まれることから、同社の今年通年の売上高が過去最高を更新すると予測されている。
