プラスチック製床材メーカー、美喆国際は11日、タイの大手財閥チャルーン・ポーカパン（ＣＰ）グループと戦略提携を結ぶと発表した。同グループは同日、６億台湾元（約22億円）で美喆国際の株式の12%を取得し、同社の第２株主となった。12日付経済日報が報じた。
陳本源董事長は、同社は既に中国市場への進出に成功し、今後は東南アジアおよびインド市場を新たなターゲットとすると表明した。ただ、これら市場は規模が大きく、戦略パートナーと共同での開拓が必要となるため、広い人脈を有するＣＰグループとの提携を決めたと説明した。
なお美喆国際は近年、中国および台湾市場においてプラスチック製床材の自社ブランド展開を積極的に進めており、昨年は中国における自社ブランド事業の売上高構成比が6.16%となり、今年１～４月は９%を超える水準を維持している。
