宏達国際電子（ＨＴＣ）は12日、タカラトミーアーツから同社のキャラクター商品シリーズ「シャクレルプラネット」のライセンスを授権し、バーチャルリアリティー（ＶＲ）ゲーム『シャクレルカンガルー』を発売する。今月22日の「扭蛋星球特展（ガチャ・プラネット特別展）」でユーザー向けに体験展示を行う。13日付経済日報などが報じた。
劉副総経理（左２）は、ＶＲゲームや映画の見通しを楽観していると語った（12日＝中央社）
ＨＴＣは昨年７月に同社初のＶＲ映画『家在蘭若寺（The Deserted）』を発表。新次元の芸術創作と鑑賞を実現する「VIVE ARTS」プログラムでは、ニューメディア芸術家の黄心健氏、音楽家のローリー・アンダーソン氏と共同で「沙中房間」を発表するなど、ＶＲ事業の多角展開に注力している。
ＨＴＣ・ＶＲコンテンツセンターの劉思銘副総経理は、当面は映画、大型展示会がＶＲ展開のターゲットで、映画は年内に新作品を公表、展示会向けにも作品を出せるとの見通しを示した。ゲームでは、『グリーン・グリーン・アーミー』『フルーツゾンビ』の２作品を年内に発売する。
