鴻海科技集団（フォックスコン）は米国ウィスコンシン州最大の都市、ミルウォーキーの７階建てのビルを金融サービスのノースウェスタン・ミューチュアルから購入した。グループの北米新本部として使用する。鴻海が同州ラシーン郡に建設する液晶パネル工場から30マイル（約48キロメートル）の距離にある。19日付蘋果日報などが報じた。
郭台銘（テリー・ゴウ）董事長の特別助理、胡国輝氏によると、北米本部には約500人が勤務、イノベーションセンターも設けて、鴻海のディスプレイ技術に関連した開発を行うスタートアップや企業家に協力する。
なお、ラシーン郡の液晶パネル工場は今月28日に定礎式が予定されており、トランプ大統領、スコット・ウォーカー・ウィスコンシン州知事、郭董事長が出席すると伝えられている。同工場の投資額は100億米ドルで、2020年の生産開始を予定している。当初は3,000人、最終的に１万3,000人を雇用する予定だ。
