ニュース その他分野 作成日:2018年6月22日_記事番号:T00077744
経済部統計処が21日発表した5月の輸出受注総額は411億1,000万米ドルと、前月比5.1%増、前年同月比11.7%増で、5月としての過去最高となった。統計処は、従来型産業の受注水準が引き続き高かったこと、電子分野で高性能計算(ハイパフォーマンスコンピューティング、HPC)、モノのインターネット(IoT)、自動車などへの応用が拡大していることを要因に挙げた。22日付工商時報などが報じた。
製品別の5月輸出受注額は、化学品が19億7,000万米ドルで、前年同月比22.6%増だった。統計処は、国際原油価格の上昇に伴い、石油化学製品が値上がりした他、在庫積み増しが進んだと分析した。また、▽プラスチック・ゴム製品、23億米ドル(前年同月比17.2%増)▽機械、22億1,000万米ドル(15.8%増)▽ベースメタル、25億4,000万米ドル(14.8%増)▽電子製品、106億米ドル(14%増)──も2桁成長だった。情報通信技術(ICT)製品は105億6,000万米ドルで、4.2%増と4カ月ぶりにプラス成長に転じた。
一方、液晶パネルなどの光学器材は20億6,000万米ドルで、前年同月比9%減と製品別で唯一減少した。大型液晶パネル価格が引き続き下落した影響を受けた。
米中摩擦、影響小
国・地域別では、中国(香港含む)が114億8,000万米ドルと前年同月比19.2%増加し、2桁成長だった。その他▽米国、112億2,000万米ドル(前年同月比8.3%増)▽欧州、69億7,000万米ドル(5.1%増)▽東南アジア諸国連合(ASEAN)、43億5,000万米ドル(8.2%増)▽日本、22億9,000万米ドル(7.5%増)──と、いずれも増加した。
林麗貞統計処長は、米中貿易摩擦が台湾メーカーへ与える影響はそれほど大きくないとの見方を示し、6月の輸出受注総額は415億~425億米ドル、前年同月比2.8~5.3%増の範囲と予測した。
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