発光ダイオード（ＬＥＤ）用ドライバＩＣ、聚積科技（マクロブロック）の黄炳凱マイクロＬＥＤ事業群総監は、同社が開発した第２世代ミニＬＥＤモジュールについて、歩留まりが大幅に向上しており、来年第１四半期にも量産に入る可能性が高いと見通しを示した。証券会社は、マクロブロックは来年、同製品をスマートフォン、テレビ、大型ディスプレイ市場に投入すると予測した。26日付工商時報が報じた。
マクロブロックの第２世代ミニＬＥＤモジュールは、マイクロＬＥＤメーカーの錼創科技（プレイナイトライド）と共同開発したもの。今年２月にアムステルダムで開催されたオーディオ、ビジュアル機器の展示会「ＩＳＥ」に出展した第１世代製品に比べ、大幅な改善を実現した。
ＬＥＤ市場調査会社、ＬＥＤインサイドは、マイクロＬＥＤ技術には多くの技術障壁が存在するため、大部分のメーカーは今年、ミニＬＥＤバックライトソリューションを投入して、市場の購買意欲を喚起すると指摘。下半期にはミニＬＥＤをバックライトを採用したディスプレイが相次いで市場に登場すると予測した。
