スマートフォン大手、宏達国際電子（ＨＴＣ）は28日、中国・上海市で開催中の移動通信業界の見本市「モバイル・ワールド・コングレス・上海（ＭＷＣＳ）」で、中国の通信キャリア大手、中国移動通信（チャイナ・モバイル）と、第５世代移動通信システム（５Ｇ）対応端末の共同開発を進めることで提携する覚書を交わした。29日付経済日報が報じた。
今回の提携についてＨＴＣは、主に５Ｇシステムの大規模試験向けに商用化を前提とした対応端末を開発することにあると説明。５Ｇが広く商用化されるとみられる2020年に市場で優位に立てるよう、端末の研究開発（Ｒ＆Ｄ）、関連設備の使用環境、技術ソリューション、テストと検証などにおいて全面的な協力を進めると強調した。
また中国移動は、中国市場におけるＨＴＣ製品の販売やバーチャルリアリティー（ＶＲ）関連製品の普及についても協力する。
