半導体用シリコンウエハー大手の環球晶円（グローバルウェーハズ、ＧＷＣ）と合晶科技（ウエハーワークス）はいずれも６月売上高が単月の過去最高を更新した。モノのインターネット（ＩｏＴ）やカーエレクトロニクス製品の需要増大を受けて、半導体用シリコンウエハーの供給不足、価格上昇が続いているためだ。10日付工商時報が報じた。
ＧＷＣの６月連結売上高は前月比4.7%増、前年同月比21.3%増の50億600万台湾元（約183億円）で、今年３月の48億7,800万元を上回り、過去最高を更新した。第２四半期売上高は前期比3.3%増、前年同期比28.2%増の143億6,800万元だった。
同社は、世界各地の３～12インチシリコンウエハー生産ラインがフル稼働となった。多くの顧客と、既に2021～25年の長期供給契約について交渉している。
一方、ウエハーワークスの６月連結売上高も前月比2.4%増、前年同月比38.1%増の７億7,100万元で、２カ月連続の過去最高更新だった。第２四半期売上高も前期比８%増の22億1,900万元で、過去最高を記録した。
