鴻海精密工業が10日に発表した６月の連結売上高は前月比12.3%増、前年同月比23.7%増の3,898億9,000万台湾元（約１兆4,200億円）で同月の過去最高を更新した。特にコンシューマーエレクトロニクス向けの成長が大きかった。11日付経済日報が報じた。
第２四半期の連結売上高は前期比５%増、前年同期比17%増の１兆800億元、上半期は前年同期比11.3%増の２兆1,000億元と、いずれも同期としての過去最高を記録した。
第２四半期の好調について証券会社アナリストは、台湾元相場の下落、および鴻海が生産を手掛ける米アップルのスマートフォン「iPhone7」、「iPhone8」の購買意欲に陰りが見えなかったことが要因と分析している。
９月には「iPhone」新機種の発売が見込まれるため、市場では鴻海は下半期も業績好調が続くとの予想が大半を占めている。
