ナイキのスポーツシューズを受託生産する製靴大手、豊泰企業が11日発表した上半期純利益は21億7,900万台湾元（約80億円）で、前年同期比13.3％増となった。同社は、台湾元相場の下落や直近の旺盛な受注から、第２四半期の増益が顕著だったと説明した。12日付経済日報などが報じた。
上半期連結売上高は304億6,600万元で、前年同期比9.89％増となり、同期として過去最高を記録した。靴の販売量は5,488万足で、前年同期比10.9％増加した。
６月連結売上高は59億500万元で、前年同月比17.03％増と、単月の最高を記録した。また、靴の販売量は1,071万足と、前月比27.3％増、前年同月比18.8％増加した。純利益は５億7,400万元で、前年同月比29.5％増だった。
同社は、インドのタミル・ナードゥ州の第１期工場で１本当たりの月産能力４万～５万足の生産ライン４本を既に稼働した。
サッカーのワールドカップ（Ｗ杯）ロシア大会が開催される中、同社は第３四半期の見通しについて、靴の生産量が2,910万足で前期比２％増、前年同期比12％増、販売量は2,900万足で前期比３％増、前年同期比14％増と予測した。
