台北市観光伝播局が26日発表した統計によると、訪台旅行客が2017年に台北市で消費した金額は3,258億台湾元（約１兆2,000億円）と前年比234億元減少し、初の前年割れとなった。27日付聯合報が報じた。
17年の訪台旅行客は延べ1,073万9,601人と前年比４万9,322人増加したが、台北市を訪れた旅行客の割合は90.91%と0.4ポイント下落、台北市での滞在日数も平均4.22日と0.35日減少した。
台北市の王鴻薇議員（国民党）は、市政府は台北市の観光産業が衰退している現実に向き合うべきだと述べた。
台北市観光伝播局は、今後も新たな国・地域からの旅行客誘致、ビジネス客の獲得に向けた調査の実施、国際展示会の開催誘致などを行っていくと表明した。
