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6月景気信号、「後退傾向」に転落【図】


ニュース その他分野 作成日:2018年7月30日_記事番号:T00078413

6月景気信号、「後退傾向」に転落【図】

 国家発展委員会(国発会)が27日発表した6月の景気対策信号総合判断指数は22ポイントと、前月から7ポイント下落した。景気対策信号は5カ月ぶりに「緑(安定)」から「黄青(後退傾向)」に転じた。国発会経済発展処の呉明蕙処長は、世界経済の回復基調が続いている上、第3四半期は電子業の需要期に入るとして、「黄青」は一時的な現象との見方を示した。28日付経済日報などが報じた。

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 呉処長は総合判断指数の下落について、卸売業が不調だった他、仮想通貨マイニング(採掘)用チップ需要の縮小、電子部品の在庫調整で、輸出や工業生産指数が打撃を受けたと説明した。

 総合判断指数を構成する指標9項目のうち、卸売・小売・飲食業売上高変動率は「黄赤(過熱傾向)」から「黄青」に一挙に後退した。輸出額変動率、製造業営業気候測験点は「黄赤」から「緑」に後退した。▽工業生産指数変動率▽製造業販売量指数変動率▽M1B(現金通貨と預金通貨)変動率──は「緑」から「黄青」に後退した。その他3項目は、機械・電機設備輸入額変動率と株価指数変動率が「緑」、非農業部門の就業者数変動率が「黄青」と、前月と同じだった。

 先行指数である領先指標は99.88ポイントで前月比0.34ポイント下落、一致指数である同時指標は100.02ポイントで0.43ポイント下落した。いずれも7カ月連続の下落だった。